ドミトリー “ジーマ” スルコフ
Дмитрий Лаврентьевич Сурков
- 役割: 操縦手
- 階級: 大尉
- 年齢: 25歳
- 身長: 180cm
- 出身地: モスクワ、ソコル地区
好きなもの:
猫、自分の乗っているヘリ、バーガーキング
嫌いなもの:
地対空ミサイル、「毛皮を着たニシン」、紅茶キノコ
「おかげさまで創業一周年」
「行くぞアリョーシャ!奴らをミンチにしてやれ!」
「…了解。ロケット頼む」
「ちょっと!エンジン蒸しすぎですって!なんか変な音が-」
Дмитрий Лаврентьевич Сурков
猫、自分の乗っているヘリ、バーガーキング
地対空ミサイル、「毛皮を着たニシン」、紅茶キノコ
Алексей Лаврентьевич Сурков
「牛乳焼いた時に表面に張ってるアレ」、自分の乗っているヘリ、ペプシコーラ
対空砲火、ドミトリーの 作る 生ゴミ コトレータ、紅茶キノコ
Исаак Владленович Самарин
おばあちゃん、紅茶、チョコレート、料理全般
乱暴な人、無駄遣い、5Gの電波
3人ともロシア航空宇宙軍に所属している(いた)軍人である。 同じ部隊に所属しており、戦闘へリ”Mi-24P-2M”(Ми-24П-2М)「ハインドE」に搭乗し、普段はドミトリーが操縦士、アレクセイが射手、そしてイサークがフライトエンジニア(ついでに整備と雑用)を担当している。
ドミトリーとアレクセイの父親はかつてソ連空軍、及びロシア空軍のパイロットであり、2人は幼い頃から父親のようなパイロットになることを夢見ていた。彼らが中学生だったある日、父親に連れられ航空ショーに行った際、二人の目に留まったのが後に彼らが搭乗することになるMi-24であった。その機体を一目見た途端、彼らの瞳は大きく見開いた。それまで勉強嫌いで遊んでばかり、素行も不良だったドミトリーはいきなり学業に力を入れ始め、ついにはアレクセイとも肩を並べるほどへと向上した。
その後士官学校に2人揃って若年ながらも入学、極めて優秀な成績で卒業し、その後弱冠20代にして大尉の位に就いた。これは極めて速い速度の昇格であり、高官である彼らの父親の関与があったのではないかという噂も飛び交った。いずれにせよ、彼らは念願の夢を叶えたのである。
さて、イサークはというと、彼は極めて平凡なロシア人であった。 生まれてすぐに事故で両親を亡くした彼は兄と一緒に母方の祖母の家に預けられ、愛情をたっぷり受けて育った。しかしながら家は貧しく、兄が大病にかかると、さらに状況は悪化した。 なんとしてでも金が必要となった彼は、軍への入隊を呼びかけるポスターを見るとすぐに新兵募集センターへと駆け込んだ。その後入隊した彼は軍隊生活をなんとか耐え抜き、整備員、そしてフライトエンジニアとなり、パイロットになって家族を養う日まであともう少しというところにまで至った。
…しかし、ある日ドミトリーとアレクセイが上官とトラブルを起こしてしまい、上官を殺害してしまう。 彼らはすぐに近くにいたフライトエンジニア、イサークを人質として拉致し、自分達の機体に乗り込むと、国外逃亡-特に行き先は決まっていなかった-を試みた。 すぐに戦闘機に追跡され、ミサイルを発射され撃墜される—と思った瞬間、眩い光が彼らの期待を包んだ—次に目を開けた時、彼らは野原に着陸していた。 こうして彼らはこの世界に来たのである。
それからは3人(人権があるのは2人だけ)で「スルコフ運輸」を名乗り、ハインドで物資や人の輸送、暗殺、違法な物品の輸送、騒音による嫌がらせなどを行っている。
ヘリパイロットの不時着時の自衛用の火器。 旧ソ連・ロシアのアサルトライフルであるAK-74を近代化したものであり、木製であったパーツを黒色の樹脂に置き換えている。さらに折りたたみ式の銃床を備えており、携行性能が向上している。
口径5.45mm、毎分650発の発射速度、装弾数30発の性能を持ち、その小口径の弾薬は人体に命中した時に体の中で横転し、命中精度、射程距離、殺傷能力共に極めて高い。しかしながら、これが異能者や人外に通用するかどうかはまた別の話である。 三人とも護身目的で常に携帯している。
口径23mmの機関砲。一分間に3000~3400発の連射速度を誇る。砲身が2つあるガスト式であり、これらが交互に装填・発射を繰り返すことで素早い発射ができると同時に不発の心配もない。仮に不発弾があったとしても強制的に排出されるようになっている。
その威力は驚異的で、普通の人間であれば大の男が真っ二つになるどころかミンチになる。 さらに使用する弾薬は焼夷榴弾、焼夷曳光榴弾、徹甲焼夷曳光弾の三つを組み合わせて使用し、着弾時に爆発・破片飛散と同時に1000°Cを超える火災を引き起こす。装甲に守られた相手には徹甲焼夷曳光弾がその装甲を貫通し、内部で火災を引き起こす。人間に使うには過剰すぎる威力である。
レーザー誘導式。射程10km、RHA換算1000mmの装甲を貫徹 (ERA無視)。高精度だが、発射後もレーザー照射を続ける必要があり隙が生じる。
無線誘導式。射程8km、RHA換算850mmの装甲を貫徹 (ERA無視)。ヴィーフリより安価だが性能は劣り、電波妨害に弱い。
レーダー・レーザー誘導兼用。射程6km、RHA換算1200mmの装甲を貫徹。2つの目標に同時発射可能だが、このMi-24にレーダーはない。
近距離対空ミサイル。射程5.2km。主に低速の航空機に使用し、発射後は自動で赤外線を追尾する(撃ちっぱなし)。
赤外線誘導短距離空対空ミサイル。極めて高い機動性を持ち、西側のミサイル開発に大きな影響を与えた。最大射程30km。
口径23mmの機関砲GSh-23Lを搭載したコンテナ(弾数450発)。上で述べたGSh-23Lと性能は変わらない。
B-8V20A 20連装ポッドに搭載する無誘導ロケット。RHA換算400mmの装甲を貫徹。
B-13L1 5連装ポッドに搭載する無誘導ロケット。7kgもの炸薬を内蔵し、450枚の破片を飛散させる。対人には過剰威力。
7.62mmガトリング2基と12.7mmガトリング1基を搭載。毎分33,000発と病的な発射速度だが、9秒ほどで弾切れになる。
AGS-17 30mmグレネードランチャー1基を搭載。毎分350-400発。バランスが良く40秒ほど撃ち続けられ、榴弾の雨を降らせる。
レーダー/レーザー照射やミサイル発射を感知し、自動で脅威を識別し対応する。指向性赤外線妨害装置(DIRCM)でIRミサイルを幻惑し(暗闇で目に強力なライトを当てるようなもの)、電磁干渉でレーダーミサイルを撹乱、同時にチャフ・フレアを自動で展開する。
排気口に装着し、排気に外気を混ぜて温度を下げることで、熱誘導ミサイルにロックオンされるリスクを下げる装置。
Mi-24 (Ми-24) ”ハインド”は1970年初飛行のソ連/欧州初の攻撃ヘリ。愛称は”Крокодил”(クロコダイル)、NATOコードは「ハインド(雌赤鹿)」。アフガンゲリラからは「シャイターン・アルバ」(悪魔の乗り物)と呼ばれた。『強襲ヘリコプター』としても知られ、兵員8名を輸送可能。
重装甲で、ローターは12.7mm弾、コックピットは14.5mm弾の直撃に耐える。このMi-24P-2Mは2019年量産の最新型で、アビオニクス改良、夜間戦闘能力向上などが施されている。特徴的な縦列複座(前席が射手、後席が操縦士)と与圧されたキャビンを持つ。その巨体に似合わず機動性は良好かつ頑丈であり、ソ連・ロシア兵器の代表的なものの一つである。